石巻NOTEブログ



2月21日シンポジウムを開催しました!

 2020年2月21日に仙台市市民活動サポートセンター市民活動シアターにおいて、「みやぎ若者居場所ミーティング ~様々な視点から『繋がる』を考える~」を開催しました。コロナウイルスが心配される中ではありましたが、支援団体・行政・学校の関係者など20人の方にご来場いただきました。
 最初に、当法人理事長の高橋由佳から、「『居場所』という言葉自体、支援者側が付けた名前に思えて支援とはどういうものかを考えさせられる。子どもたちを中心にして一緒に作っていくという視点で、新しい枠組みを考えるきっかけになったらうれしい」とあいさつしました。

 続いて、NPO法人まなびのたねネットワーク代表理事の伊勢みゆき様をファシリテーターとして、パネルディスカッションを行いました。
 まず、ユースサポートカレッジ石巻NOTEの田口雄太から、当法人が石巻圏域で2017年から取り組んでいる高校内居場所カフェNOTECafé(ノートカフェ)事業をご紹介しました。学校の中という安心できる環境では生活課題や進路への課題が表出されやすいこと、学校外の支援機関や地域の企業につなぐこともできることが特徴で、2019年度の利用者数は前年比約2倍まで増えており、学校と一緒に動けたことで多くの就職決定を得ることができた、との報告を行いました。

 仙台市子供相談支援センターの佐藤賢一様からは、仙台市が運営している「ふれあい広場」による居場所・体験活動・アウトリーチ・LINE相談、就労支援活動の様子のご紹介の他、自機関で対応が難しい場合のために仙台市青少年対策六機関合同会議を持っていることをお伝えいただきました。

 一般社団法人震災こころのケア・ネットワークみやぎの高柳伸康様からは、石巻圏域の精神保健活動拠点「からころステーション」をご紹介いただきました。独居男性・飲酒者・若者などによる集団活動としてスポーツや調理、外出などの活動を行っているとのことでしたが、「アニメ研究会」も開催していることには会場から大きな反響がありました。

 NPO法人慶友舎放課後等デイサービスぶれいんはーとの日沢慶輔様からは、ご自身が病気で学校に行かれなかったという当事者意識に基づいた「寄り添う」ことを重視した居場所づくりをご紹介いただきました。「子どもが好きなことを言える」「大人が肯定的な目線を持てる」「居場所がある」の3つが揃うと子どもは劇的に回復する、子どもを真ん中に置いて考えたいとのお話がありました。

 ユースサポートカレッジ仙台NOTEの小関美江からは、当法人の仙台での活動を報告しました。仙台では大学生の利用が多いことが特徴。就労支援からスタートしたけれども利用者の求めに応じて居場所や就労準備支援としてメンタルヘルスや自分磨きのプログラムを提供していること、利用者が講師になるプログラムや卒業生の会などオリジナルな取り組みもご紹介しました。

 株式会社電通の阪中真理様からは、複数企業が連携した「みちのく復興事業パートナーズ」として東北の現地リーダーと外から繋がっている立場であること、当初の一方的に与える「支援」から「協働」という考えに変わり、今は東京の企業が東北から学ぶという関係にあると考えている、というお話をいただきました。

 引き続き、「必要な人に必要な情報を届けるためにやっている工夫」についてパネリストが意見を出し合いました。困っている人は自分からは情報を取りにはいかないため、家族など周りの元気な人経由で届けてもらうことが重要。直接の支援者は視野が狭くなりがちだし、それぞれが縦割りでお互いの動きを知らなかったりする、連携すること・外と繋がることが大切といったコメントがありました。

 その後、参加者とパネリストが一緒に、「情報を必要としている『困っている人』って、どんな人?」を切り口にグループで話し合いを行いました。各人が考えた『困っている人』のイメージを共有していくうちに、自然と話題が展開していきます。様々に出た意見の中で他のグループにも共有したいことを模造紙に書き、全体で共有しました。「困っているというコトバを捨てる」、「親と子どもセットでサポートが必要」、「信頼できる人から情報を入れる」などが提案されました。

 続いて「困っている人」でもある当事者の声として、会場に居た仙台NOTE利用者を始めとした当事者の方々に、「どのタイミングでどういう関りを持ったら繋がることができるのか」についてお話を伺いました。「待ってほしい、追い詰めないでほしい。味方になってほしい」という言葉が印象的でした。

 ファシリテーターの伊勢氏からは「支援者同士がつながることも第一歩になる」というまとめがありました。最後に当法人事務局長の今野純太郎から「予め決めたストーリーではなく、来場者を含め参加者全員でつくりあげた会になった」とパネリスト、来場者にお礼を申し上げ、閉会となりました。

 参加者アンケートでは、下記の感想をいただきました。
・様々な立場の方の意見を聞くことが出来て良かったです
・すばらしいNPO・支援団体が多くあるので、必要な本人に結びつく方策をこれからも考えていきたいと思いました。
・支援者の居場所も必要。このミーティングがそんな場になったと感じました。当事者の若い方からお話をいただけたのもとても良かったです。ありがとうございました!

 認定NPO法人Switchではこれからも若者が自分らしい生き方ができるように、様々な活動に取り組んでいきます。

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