認定NPO法人Switchでは、岩手、福島の関係団体と協力して、ライティングインターンシップにトライすることになりました。
第2回目として「ユースサポートカレッジ仙台NOTE 新スタッフに聞く!」をテーマにインタビューをしました。今回インタビューや写真撮影には、仙台NOTEにお越しの方々にも参加いただきましたよ♪ ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました!
※ 本インタビューは、昨年12月にNPOサポートリンク・オンラインサロンに参加させて頂き、「在宅ワーク」を意識したブログやWEB記事の「ライティング」のインターンシップを試験的に実施してみましょう、という企画からスタートしています。https://www.nposl.jp/onlinesalon_20211130/
今回はSwitchに5月に入社した仙台NOTEのスタッフ、金さんにインタビューをしました!
Switchに入社したきっかけや経歴等を伺いました~
Q.これまでのお仕事はどんなことをしていましたか?
今年(2022年)の3月までは石巻市で、東日本大震災の被災者、その中でも復興住宅にお住まいの高齢者の生活支援、相談支援の事業に携わっていました。
震災から11年になりますが、東日本大震災があって津波で家や家族を亡くされた主に高齢者の方が避難所、仮設住宅、そして復興住宅と生活が変わって苦労も多かったと思います。
11年前は若かったかもしれないし健康だったかもしれませんが、今11年経過したことで、病気をもっていたりその間に家族が亡くなったり、色々な良いことばかりではない、苦労されてきた方がたくさんいます。
そういう方々を巡回して困っていること等を聞いて、自分たちができることは支援するし、できない場合は石巻市の行政サービスにバトンタッチするというようなことをしていました。
Q. 仙台NOTE(認定NPO法人Switch)で働こうと思ったきっかけ(理由)は?
「人は一人では生きていけない」という言葉がありますが、それはなぜなのか、と考えていくと人が人を支えることは、その人ひとりの力では絶対に無理で、金銭的なことや法律、制度のこと等色々あり、公的機関の力を使っても人を助けられないことは多くあるんです。
そういう時にNOTEやSwitch等のNPOという組織が、公的機関で支えきれない部分を支援していることは対人支援の一つだと感じています。
前職が対人支援の仕事ということもあり、対人支援の仕事がしたいと思いハローワークで相談してSwitchに応募し、5月に入職ということになりました。
Q.対人支援のお仕事は長くしていたのですか?
いえ(笑)
20代はスポーツクラブのトレーナーをしていたので、どちらかというとサービス業でした。30代はコールセンターのマネージャーをしていました。その後、システムの保守管理の仕事をしていました。なので、どちらかというと対人よりもパソコンとかに向き合っている時間の方が長かったですね。
人に対して気持ちが向いたのは、やはり東日本大震災が大きなきっかけになったと思います。パソコンは仕事には使えるけど人を救うツールにしかならないと思いますね。
Q.実際にNOTEで働き始めて、勤務前の印象と変わったことはありますか?
初めから「NOTEってこういうところなのかな?」ということは全く頭の中になくて、逆に「どういうところなんだろう?」と思って入ってきました。
自分の性格上「こうだろう」と決めて物事に入りたくないタイプなので、行ってみてどういうところなのかな、どういう若者、自分の子どもに近い皆さんがいるのかな、と思ってきました。仙台NOTEの活動を通して、やっぱりここは必要な居場所なんだな、と感じました。
だから、この場所は必要でずっと必要な場所なんだろうな、と思っています。
行政ではなかなかこういう場所を提供できないので、すごいなと思って入社から1カ月半経過しました。
Q.様々な世代の人と接することは大変だと思うのですが…?
コールセンターの時は、専門学校卒の人や高校卒業してアルバイトで入ってくる18~19歳くらいの人、50代、60代の人もいました。コールセンターは年齢層が広いので、幅広い年代の人と仕事をしていたので、年代でどうこう、というのは特にないですね。
若くても感心させられる人たちもたくさんいましたね。
Q.対人支援の仕事をする上で心掛けていることは?
3月までの高齢者の場合は、とにかく命が第一優先だったんですよ。極端に言うと行った次の日に倒れていた、訪問していなかったら亡くなってた、なんてことが高齢者では普通にあることなんです。なので、第一は生命、健康であること。次はその人それぞれが大事にしている財産を守っていられるような状態をバックアップすること。
大事にしている何かが欠けてしまうことはとても悲しいことなので、そういうことがないようにしていきたいな、と思っています。
その人が大事にしていることは守ってほしいし、自分で守れないのであれば周囲に頼りながら守っていってほしい、という思いが一番強いです。
Q.この仕事のやりがいは?
よく言えば感謝されること。
しかし、その人がその人にとって幸せでいられるようにサポートしていけるといいな、と思います。
Q.この仕事で大変なことは?
大変と言ったらなんでも大変だと思いますが、逆に大変だと思わないで仕事をしたい、という面もあります。
厳しい言い方かもしれないが「自分はこれくらいできて当たり前」とは逆に思わないようにしていたいです。自分でリミットを決めて仕事をしないように意識しているので、対人支援は大変なのかもしれませんが、大変だと思って仕事はしてこないようにしてきたかな(笑)
コールセンターで働いていた時に体を壊してしまったことがあるので、気づかないで健康を害したことは大変だったかもしれませんね(笑)
Q.仙台NOTEのブログをみてくださっている方へ一声お願いします
ぜひ仙台NOTEのことを知ってほしいな、と思います。また、仙台NOTEが力になれることがあればぜひ仙台NOTEに来てほしいな、と思います。
オンオフの切り替えについても聞いてみると、お子さんと遊ぶことが一番の切り替え、と笑顔で話してくださいました!
好きなことに楽しく取り組む金さんが仙台NOTEで活躍する姿をぜひ応援お願いします!
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インタビュー協力:仙台NOTE 金
インタビュー・写真: ペンネーム AAさん、佐藤さん、クロミさん
記事作成:Switch三上